日本の一斉休校について、寝不足の朝に考える。
今日の朝活
昨夜は人生初のオンライン同窓会で夜更かしをしてしまい今朝を迎えました。
不毛な日曜日にならないよう、気合をいれて朝活です。
今日はおもしろそうな文献があり読んでみました。
晴天のもと読書リフレッシュ&英語、医学の勉強。気合が入ります。
こんな日曜日の朝にまだ違和感を感じますが、こんなこともいつか自然な日常になり、オンライン〇〇やもっと画期的な何かが生まれてきたりするのでしょう。そういう意味では悲観的なことばかりでなく、このわくわくする過渡期を生きれることを嬉しくも感じる寝不足の日曜日です。
2020年3月の日本一斉休校は有効だったのか?
「Was school closure effective in mitigating coronavirus disease 2019(COVID-19)? Time series analysis using bayesian inference 」
文献では科学的考察から、
・一斉休校は新型コロナウイルスの発生を減少させなかった。
と結論づけています。
もう遠い過去の記憶のように感じますが、新型コロナウイルスが拡大し始めたときに政府は『一斉休校』というインパクトの大きな一手を打ちました。
それについてワイドショーや巷でも「愚策か否か」という議論がされていましたが、今はもはやそんな事実さえ忘れ去られてしまいそうな状況です。
本当に議論されるべき問題が、正しく議論されるべき時期と方法をもって行われないまま、その場の感情論や雰囲気で世論はまだしも、国の政策までも変わってしまうような社会に少し怖さを感じます。
非常に興味深い内容でした。
そして大切なことはこの結果の解釈です。
これをもって、「こんな愚策を行った政府はやめてしまえ」というのはもちろん誤りです。この結果を、また一斉休校の後も(いろんな方が熟考されながら)次々に行っているコロナ対策・政策をどう評価しまた活かしていくのか。
私はこの一斉休校指示が出たとき、「やりすぎじゃないの?」と思ったのと同時に「これからの感染拡大はやばいんだろうな。日本をあげて頑張っていくんだな。」という危機意識を強く感じたのを覚えています。そういった意識、国民の団結力をつくった意義は大きいと思います。
一斉休校は新型コロナ感染の減少を示しませんでしたが、もしかすると今後の日本にそれ以上に有益な何かをもたらすかもしれませんし、もう一度国民がこの一斉休校をふりかえることでそうなる事を期待したいです。
変化を適切に恐れて、適切に楽しみたい
日本中がコロナで大変なことになっています。
一年前には想像もしなかった混乱が、未知のウイルスによりもたらされました。
正しい情報、正しくない情報、そもそもまだ正しいかも証明できない事、その全てが同じ様な顔をして日常に溢れているのがこの現代です。
数十年前に比べると、様々なリソースを使って私たちはあらゆる情報を得やすくなり、その真偽の判断にも長けてきました。だからこそ、今回の新型コロナのようにそれでも分からない事に直面したときに途方に暮れてしまうのかもしれません。
患者さんがくれた手作り饅頭は、遠く離れた島で暮らす祖母がつくる饅頭と同じ味がしました。
変化が多い時期に思いがけず同じものを見つけると嬉しくなります。
離れて暮らす両親や親族とは、「再開する日までみんな元気でいよう」が合言葉になっています。