蛍、てんとう虫、ムカデ、マダニ・・・
そろそろ蛍の季節です
家の裏の川には蛍がでるらしく、こどもたちはまだ見ぬ蛍(の幼虫)を必死に探しています。
おお!と思いましたが、これはてんとう虫ですかね?自信はないですが、、、
日中はだいぶ暖かくなり、人にとっても虫にとってもいい季節となりました。ただ、中には招かれざる虫もいます。
我が家には大量のカメムシ、クモ、ムカデが現れ始めました。
病院でもムカデやダニに咬まれた患者さんが増えてきています。
今週のウェブレクチャーは『皮膚科!』
今週のウェビナーは島根県益田医師会病院から皮膚科のレクチャーです。
大学時代を過ごした島根県は大好きな場所です。そこでも家の近所で蛍が見れて、感動したのは良い思い出です。パソコン画面越しに懐かしい気持ちになりました。
さて、レクチャーではプライマリケアでよく出会う皮膚疾患について画像や動画を交えて学習です。
・白癬:KOH鏡検のポイントや治療について
採取する場所も、診断が悩ましい場合の対処、フォローも勉強になりました。
外来・病棟を問わずよく遭遇する皮膚疾患です。
・皮膚に咬みついたマダニの除去方法
今ホットな話題です。これを使うのが簡単で安心です。
値段は知りませんでしたが、意外と安くてびっくりしました。病院に行くよりは確実にコスパがいいですね。ハイリスクな職業や居住地の方は持ってて損はないかと。
これがない場合の対処についても動画付きで勉強になりました。
血をたくさん吸ったマダニも蛍も、遠くから見るとお尻が光る事以外は大差ない気がしますがその扱いの差がひどいですね。
マダニは生きるため、子孫のために場所を選ばず生息し、たとえ頭だけになろうとも皮膚に咬みつき続けます。そんなマダニ対策としてTick Twisterのような専用ツールまで人間は開発します。
かたや、断固として綺麗な水しか飲まない蛍は人間から保護されるという世の不条理。
・ダーモスコピーでホクロのやばさチェック。
良性のホクロとメラノーマの違いなど本には載ってますが、なかなか自分で判断は悩ましいところです。
1番安価で使い勝手のよさそうなダームライトが評判のようです。
後期研修をしてるときに白衣のポケットにこれを入れてる内科の先生がいて、かっこいいなーと憧れたことを思い出しました。
Tick Twisterと比べるとやはり高価ですよね。
ただ、これで適切な皮膚科コンサルトが増えたり、無駄な皮膚科受診が減らせれば患者さんにとってもいいなと思います。
これから夏になるとクラゲやエイ、マムシなどの自然毒が増えてくるのでしょうか?
まずは自分が被害に遭わないように気をつけようと思います。